女性が知っておくべき「仕事への罪悪感の乗り越え方」「能力を発揮するために必要なこと」

企画のお手伝いをさせていただいた、INSEADの「Womem in Business」フォーラム。

そこで、グローバルなキャリアを持つ各年代の女性たちから、涙が出そうなほど刺さった言葉をいただいたので。記録。


◎ポピンズ取締役 轟麻衣子さん


▶︎子供のいる女性が感じている、仕事をする際の「罪悪感」の乗り越え方

-子供を預けてまで働く価値があるか、「この仕事に価値がある」と、誇れる仕事をすること。組織もそのような仕事をワーキングマザーに提供する必要がある。

-3歳児神話は思い込みであり、母親からの愛情は量ではなく子供と向き合っているときの質、子供がそれをどれだけ受け取ったか、であるという、科学的なエビデンスをもっと知ること。
だからこそ、子供と過ごす時間は100パーセントで子供だけに向き合う


▶︎日本の女性と海外の女性との違い

-日本の女性は自己肯定感が低い。幼少期から出る杭は打たれるシステムの中で、女の子なんだから、というバイアスによって主張をしないようになる。
男性は、仕事の成果を素直に誇りにするが、女性は常に「○○さんのお陰です」とまわりをたてる。私の成果である、と素直に受け取れない。
海外、特に欧米では、生まれたときから「born in citizenship」の意識がつよく、人は生まれながらに主張する権利があるという価値観の中で子供を一人の人間として扱う。この育てられ方によって、自己肯定感の差があるのだとおもう。


▶︎自己肯定感を高めるには

主張すること、そして評価もきちんと受け取ること



◎京都大学大学院 教授 河合 江理子さん

▶︎女性が能力を発揮するために必要なこと

-「正しいパートナー」と「正しい職場」
女性が働き続け活躍するには、パートナーの理解が絶対に欠かせない。自分にとって正しいパートナーを選ぶことは女性のキャリアの鍵。
また、自分の能力を適切に評価してくれる職場を選ぶことも大切。私がハーバードを出たときは日本で職場がなかった。だからINSEADに行き直し海外でのキャリアを積んだ。

-メンターとロールモデルは必要。メンターを得るには「助けをきちんと人に求める」こと。人は意外に助けてくれる。


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その他にも、聞いていて泣きそうなほど刺さる言葉やアドバイスを。
一人でも多くの女性に届けばいいな。


産後女性のキャリアプロジェクトを一緒に進めているTsubasa MurakamiとYuhei Hashimotoと共に参加して、改めて、私たちの進む方向に確信を得ました。


そしてYann Renardさん、Satoshi Koyamaさん、素晴らしい企画をありがとうございます。

Learning for Impact

「学ぶことで世界は変わる、世界を変える」・・日々の「学び」を記録に。 <池原まさこ> エグゼクティブ&キャリア女性のコーチングを手がける MANABICIA代表。東京で一人、0歳児の子育て中

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