意思表示は、勇気とかやる気とかではなく、マナー

「断ってくれないと、大切な仕事は頼めない」の話。

通称、池原ゼミというものを主催させていただいており、その3期生のキックオフを先日実施しました。

そこでは半年間かけて初対面の人たちがチームを組みプロジェクトを行なっていきます。

その中で、とても大切だと思うことは、という話になったので

できない時はできないと伝えること

という話をしました。


これお願い、これできる?これやらない?

は、日々仕事でもプライベートでも言われる言葉だけれど
せっかく誘ってもらったし、、断りにくいし、、と、全て引き受けてしまうことはないでしょうか。

それが全てちゃんとこなせればまだよいのですが
キャパオーバーになり、自分の余裕もなくなり、結局ドタキャンしてしまったり何も言わず逃げてしまったりしては、信用という意味では逆効果。

「できる?」に対して
「ここまでならできる、ここから先は難しいから、代替案は…」というコミュニケーション。

「できる」と言ったけど途中何らか難しくなったら、それもきちんと伝えて対応を一緒に考えること。

は、本当に大切だなと思う。

「この人はキチンと断ってくれる」という信頼感が
「ダメな時はダメと言ってくれるから、他のことも遠慮なく頼んでみよう」にもなるし
「引き受けてもらったあとは安心していられる」に繋がるのだと思う。

「働く女子のキャリア格差」(ちくま信書)には、
産後復帰したあと女性と上司のコミュニケーションがうまくいかない多くの例が載っていますが
その理由のひとつに
ワーママ自身が「やれること、やれないこと、やり方を変えればできること、途中からやれなくなった、やれるようになったこと」が、伝えきれといないこともあるのではないかと。


断ることも含めてちゃんと、意思表示する、というのは
モチベーションが高いとか
勇気があるからとかではなく
仕事をする上でのマナーだな、と、思いました。


断りきれず抱え込みがちでパンパンな私自身の自戒も込めて…

Learning for Impact

「学ぶことで世界は変わる、世界を変える」・・日々の「学び」を記録に。 <池原まさこ> エグゼクティブ&キャリア女性のコーチングを手がける MANABICIA代表。東京で一人、0歳児の子育て中

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